塾長の口田瑞季です。

個別指導塾skyは4年前、小さな公民館の小さな一室でスタートしました。私は当時小松高校理数科を卒業しただけの社会経験も実績もない18歳でした。ですが、私は人が大好きで人の役に立ちたい。その思い一つだけでやってきました。

 

小中学校時代は勉強が大好きでした。

勉強すれば結果も出るし、褒められるし、「わかる」のが楽しくて勉強が本当に好きでした。

当時は、小松高校理数科に入れば勝ち組だと思っていました。毎日イオンとかで遊べて将来安泰♪医者になれそう♪みたいな。

ところがどっこい。小松高校理数科に入学すると、世界は何も変わらないではありませんか？！私は人生のゴールを小松高校理数科にしてしまっていました。小松高校理数科に入学すると、莫大な量の勉強が待っています。高校受験より、大学受験の方が何倍も厳しいのです。大好きだった勉強が大嫌いに変わりました。大学行って何したいん。なんのために勉強しとるん。私なんのために生きとるん？！と思い悩みました。

自分のやりたいことを追い求め、卓球部と生物部と文芸部に入っていました。そしてガールズバンドも組むことになります。とにかく全力で生きていました。卓球ではダブルス県ベスト8までのぼりつめます。学校さぼって小松イオンのスタバ行ったり、夏休みの宿題をやりたくないので出しませんって言いにいったり（まねしないでください）、ゾウリムシの繊毛運動について研究したり、ボイストレーニング行ったり、前髪ギザギザにしたり、めちゃくちゃダイエットしたり、小説書いたり、YouTube始めたり。思いつくやりたいことは、なんでもかんでもやりました。

自分の価値を証明したかったのです。そうするうちに成績は大暴落しました。ほぼ全教科赤点。テストの回答用紙を破って土に埋めたりしていました。（まねしないでください）だから、点数が低くて最悪な気持ちや馬鹿にされる感じ、授業で先生が言っていることがほぼわからないのにペアワークさせられるときのペアの人への申し訳なさ、勉強した方がいいことはわかるけどそれでもやりたくない気持ち。どれも痛いほどわかります。

辛いですよね。

当時の私はとにかく勉強以外で自分の才能を花開かせたかったのです。私は器用なので、どれも人並み以上にはできてしまいます。でもどれも突出して結果は出せません。県ベスト8は簡単になれますが、県で1位にはなれなかった。いいところまではいけてもずば抜けない。どれも楽しいけれど、無力でした。

勉強を放棄してやりたいことばっかりやっている松高生。社会に貢献できる人間になりたい。でもどうしていいかわからない。

そして高校3年生の私は思います。塾がやりたい。

卓球教室でもよかったのですが、全日本人が競技する勉強で、自信をつけてほしいと思いました。

勉強は正解があり、かつ論理的です。しかもシンプルに面白い側面だってあります。

私たちは人間です。自分で生きていかなくてはなりません。私は、勉強のできるできないももちろん大切だと思っていますし、日々成績を上げるための授業をしています。正直、勉強はかなり得意な方なので、成績の上がる勉強法なんかは生徒さんに合わせていくらでも提案できます。ですし、めちゃくちゃ提案します。でも一番は、信頼されて責任のとれる人になり沢山夢を叶えてほしいです。例えば、どれだけ成績がよくとも、めちゃくちゃ嘘つきだったら素敵な人だとは思われません。意味がないと思う宿題はやらなくてもいいですが、やると約束した宿題をしないのは、普通に裏切りです。仕事だったらクビです。勉強は日本人であれば誰もが取り組む競技です。そのため、信頼を作る手段として有効だと言えます。勉強は自分が結果をこれだけ出せる人間なのだと自分を守ってくれる武器になります。点数だけでなく、テストを受けるまでの過程でどれだけ頑張れるのか、わからなくてもわからないなりにどうするのか、生きていく上で大切な力です。そして絶対にあなたのやりたいことを実現する鍵になってくれます。

私は絶対に声を荒げて怒りません。でも、自分の人生を生きてもらうため、違うと思ったことはとことんまで話し合いたいです。あなたのやりたいことを教えてください。どんなことでもいいです。どんなにきれいごとでも、どんなに汚い思いでもいいです。あなたの本音を聞かせてください。あなたの葛藤を聞かせてください。一緒に味わい、一緒に走ります。

 

そう思って教室長として走り続けて4年がたとうとしています。小松で一番生徒の目線に立てる塾だと自信を持って言えますし、たくさんの方がついてきてくれています。私自身、たくさん怒られ、ばかにされ、人と話したくない時期もありました。それを乗り越え、たくさんの成功経験があります。成績だけがすべてではないと言っているからこそ、毎年E判定からの逆転合格が続出します。塾創設以来、公立高校の合格率は100パーセントです。

 

私はこの前22歳になって、まだまだ大人にしては未熟な歳だといえますが、今が人生で一番楽しいです。明日地球が滅亡するとしてもskyに来て授業がしたいと思うほど、この仕事が好きです。今までの人生で後悔していることも何一つとしてありません。すべての辛かったことも、うれしかったことも、出会った人にも、感謝しています。それも今の自分が大好きで、自分の人生を歩めているからです。大人になることはとても楽しいのだと身をもって伝えています。どんな夢もバカにしません。それを叶えてもらうため、誰よりも真剣に考えます。